日本規格

1)鉛地金(出典:JIS H2105:1955 (財)日本規格協会)

化学成分

種類 化学成分 %
Pb Ag Cu As Sb+Sn Zn Fe Bi
特種 99.99以上 0.002以下 0.002以下 0.002以下 0.005以下 0.002以下 0.002以下 0.005以下
1種 99.97以上 0.002以下 0.003以下 0.002以下 0.007以下 0.002以下 0.004以下 0.010以下
2種 99.95以上 0.002以下 0.005以下 0.005以下 0.010以下 0.002以下 0.005以下 0.050以下
3種 99.90以上 0.004以下 0.010以下 0.010以下 0.015以下 0.010以下 0.010以下 0.100以下
4種 99.80以上 0.05以下 0.010以下 0.04以下 0.015以下 0.02以下 0.10以下
5種 99.50以上 0.05以下 0.010以下 0.15以下 0.015以下 0.05以下 0.15以下

2)鉛及び鉛合金板(出典:JIS H 4301:2009 (財)日本規格協会)

板の種類及び記号

種類 記号 参考
特色及び用途
鉛板 PbP-1 厚さ1.0mm以上6.0mm以下の純鉛板で、加工性に富み、耐食性に優れ、建築、化学、原子力工業用など広範囲の使用に適し、引張強さ10.5N/mm2、伸び60%程度である。
薄鉛板 PbP-2 厚さ0.3mm以上1.0mm未満の純鉛板で、柔軟性に優れ、主として建築用(屋根、壁)に適し、引張強さ10.5N/mm2、伸び60%程度である。
テルル鉛板 TPbP テルルを微量添加した粒子分散強化合金鉛板で、耐クリープ性に優れ、高温(100~150℃)での使用ができ、化学工業用に適し、引張強さ20.5N/mm2、伸び50%程度である。
硬鉛板4種 HPbP4 アンナモンを4%添加した合金鉛板で、常温から120℃の使用領域においては、鉛合金として高強度・高硬度を示し、化学工業用の装置類及び一般用の硬度を必要とする分野への適用が可能で、引張強さ25.5N/mm2、伸び50%程度である。
硬鉛板6種 HPbP6 アンナモンを6%添加した合金鉛板で、常温から120℃の使用領域においては、鉛合金として高強度・高硬度を示し、化学工業用の装置類及び一般用の硬度を必要とする分野への適用が可能で、引張強さ28.5N/mm2、伸び50%程度である。

化学成分

鉛板、薄鉛板及びテルル鉛板の化学成分

種類 記号 化学成分 %
Pb Te Sb Sn Cu Ag* As* Zn* Fe* Bi*
鉛板 PbP-1 残部 0.0005以下* 合計0.10以下
薄鉛板 PbP-2
テルル鉛板 TPbP 0.015~0.025 合計0.02以下

注* これらの元素の分析は、特に指定のない限り行わない。

硬鉛板4種及び6種の化学成分

種類 記号 化学成分 %
Pb Sb Sn、Cu、その他の不純物*
硬鉛板4種 HPbP4 残部 3.50~4.50 合計0.40以下
硬鉛板6種 HPbP6 5.50~6.50

注* これらの元素の分析は、特に指定のない限り行わない。

3)DM鉛板(出典:JIS H 4303:1993 (財)日本規格協会)

種類及び記号

種類 記号 特色及び用途(参考)
DM鉛板 PbP-DM 厚さ0.3mm以上2.0mm以下の純鉛板で、柔軟性に優れ、主として建築及び設備の防音並びに制振に適している。
機械的性質は、厚さ0.3mmの場合、引張強さ10.5N/mm2、伸び20%程度である。

化学成分(単位%)

Pb Ag Cu As Sb+Sn Zn Fe Bi
99.95以上 0.002以下 0.005以下 0.005以下 0.010以下 0.002以下 0.005以下 0.050以下

備考 この表は、JIS H 2105に規定する2種に相当する。

4)水道用ポリエチレン複合鉛管(出典:JIS H 4312:2000 (財)日本規格協会)

種類及び記号

種類 記号 参考
特色
ポリエチエン
複合鉛管特種
PEPb-S ポリエチレン複合鉛管2種に比較して、素管の肉厚を薄くした素管特種に、ライニング皮覆及び外面皮膜をそれぞれ厚く施し軽量化した管で、可とう(撓)性、耐疲労性、耐食性に優れ、耐水撃性が高い。
素管の引長強さは、15.2N/mm2程度である。
ポリエチエン
複合鉛管1種
PEPb-1 素管1種(7.1)に、ライニング皮膜及び外面皮覆を施した管で、可とう、耐食性に優れ、耐水撃性が高い。
素管の引長強さは、13.2N/mm2程度である。
ポリエチエン
複合鉛管2種
PEPb-2 素管2種(7.1)に、ライニング皮膜及び外面皮覆を施した管で、可とう、耐食性に優れ、耐水撃性が高い。
素管の引長強さは、15.2N/mm2程度である。

浸出性

基準項目 判定基準値 試験温度
●濁度(2) 0.5以下 常温(1)
●色度(2) 1以下
●過マンガン酸カリウム消費量(2) mg/l 2以下
●残留塩素の減量(2) mg/l 0.7以下
●臭気 以上があってはならない。
●味 以上があってはならない。
●鉛の溶出量 mg/l 0.008以下

注(1)常温とは、20±15℃(JIS Z 8753に規定する温度15級)とする。
注(2)浸出性の濁度、色度、過マンガン酸カリウム消費量及び残留塩素の減量の値は、空試験との差から求めるものとする。

ライニング皮膜及び外面被膜の厚さとその許容差(単位mm)

呼び径 ライニング皮膜 参考
特種 1種・2種 ポリエチレン複合鉛管
内径の近似値
厚さ 許容差 厚さ 許容差 特種 1種・2種
13 0.5 +0.25

-0.1

0.3 +規定しない

-0.05

12.4 12.4
20 0.6 19.3 19.4
25 24.4 24.4
呼び径 外面皮膜  参考
特種 1種・2種 ポリエチレン複合鉛管
外径の近似値
厚さ 許容差 厚さ 許容差 特種・2種 1種
13 0.8 +0.15

-0.1

0.4 +0.15

-0.05

20.6 23.2
20 1.15 +0.2

-0.1

0.5 +0.2

-0.05

29.4 32.6
25 1.2 35.4 38.6

素管の化学成分

種類 化学成分 %
Pb Sb Sn Cu Ag(3) As(3) Zn(3) Fe(3) Bi(3)
素管特種
素管2種
残部 0.10~0.30 合計0.25以下
素管1種 合計0.10以下

注 (3)Ag、As、Zn、Fe 及び Bi の分析は、特に指定のない限り行わない。

5)放射線遮へい用鉛ブロック(出典:JIS Z 4817:1995 (財)日本規格協会)

化学成分及び密度

種類 記号 密度 (g/cm3) 化学成分 %
Pb+Sb Sb Pb
標準 S 11.26以上 99.9以上
硬質 H 10.90以上 99.5以上 4±0.5 95.5以上

れんが形の寸法

呼称 寸法(単位mm)
厚さ(a) 高さ(b) 長さ(c)
B 100 50 100 100
B 150 150
B 200 200

矢形の寸法

呼称 寸法 参考
ISO 7212の呼称
厚さ(a) 高さ(b) 長さ(c)
ATL 100
150
200
50 100 100
150
200
AT 100
150
200
100
150
200
ATR 100
150
200
100
150
200
AML 100
150
200
100 IVO 100
150
200
AM 100
150
200
100 IVO 102
150
200
AMR 100
150
200
100 IVO 181
150
200
ABL 100
150
200
100 IVO 154
150
200
AB 100
150
200
100 IVO 100
150
200
ABR 100
150
200
100
150
200
ACT 100 100
ACM 100 100
ACB 100 100

 

欧州規格

1)鉛及び鉛合金― 建築用圧延鉛シ-ト(出典:BS EN 12588:1999 British Standards Institution)

化学組成

化学成分 %
Cu Ab Bi Ag Sn Zn その他 Pb
数値 0.03~0.06 0.005以下 0.001以下 0.005以下 0.005以下 0.001以下 0.005以下 残部

種類と色別

色別 厚み範囲(mm)
以下
1.25 ※1 1.5
1.5 1.75
1.75 2
2 2.5
2.5 3
3 3.5
3.5 6

※1は1.25を含む