ダイカストデザインの採用ステップ
1.商品企画
金属製品として亜鉛合金ダイカストの特性をアピール。販売価格、数量、期間等もきめる。
2.デザイン
購買層のねらいを定め、フォルム・質感・重量感・商品価値を創出。モデルで評価予測も。
3.コストの設定
ダイカストでは特に金型のイニシァルコストは無視できない。
コスト=f(型代)+q(部品コスト)/販売数
4.部品設計
組立部品の省力化、品質保証、環境への配慮等をこの段階でダイカストメーカと検討できると問題点の先取りが可能。
5.ダイカスト設計と金型製作
メーカをきめ、デザインと部品の細部設計を進める。メーカと相互に設計図の承認が完了したら、金型製作が開始される。
6.試作と評価
金型が完成し、試鋳が行われる。デザイン性、品質レベル、コスト、生産性等、初期のねらいの部品の通りできたか、多角的に評価する。
7.量産試作
市場クレームと問題発生の予防のためには、是非実施したい。
8.量産
量産初期段階ではダイカストはフォローが必要。ステップの源流での努力が実るときである。