特殊なダイカスト法
特殊な鋳造法あるいは加工法によっては、製品の付加価値をアップしたり、合理化につながる製法がある。
1.インサート
雌ねじは後加工でねじ立てを加工できるが、雄ねじは、別途に製作したねじ部品を型に挿入して鋳込むこともできる。
耐摩耗部品をインサートしたもの。
2.アンダーカット
後加工では難しい内側のアンダーカット部を特殊な中子で成形可能である。
3.曲げ
亜鉛合金の機械的性質のうちの伸び性能はアルミニウム合金やマグネシウム合金の2~3倍で、曲げ、かしめ能がよい。
棒軸をプレス曲げで固定。
右のものを一遍にダイカストしようとすると、4方向抜きの型が必要。なおかつ品質もよくない。強度上等問題なければ単純な部品を結合する方法もある。
軽荷重のボールジョイントならこの方法でも可能。