ダイカストの製造プロセス
1. デザイン決定
ユーザーのオリジナルデザインが決定
2. 製品設計
オリジナルデザインによる部品図をもとに、ダイカストの生産性を考慮した、製品図を設計する。
3. 金型設計
製品図からダイカストマシンの選定、縮み寸法、鋳造湯口等の金型の設計を行う。
4. 金型製作
金型設計図により、型材を決め、各種工作機械を用いて金型を製作。
5. 試作鋳造
完成した金型をダイカストマシンに取り付けて、試作鋳造をし、寸法・形状・各種試験の確認を行う。
6. 量産鋳造
試作がOKになったら量産鋳造を開始する。400度前後に溶けた亜鉛合金を高速・高圧で金型に注入し、1時間で200~500ヶぐらいの速さで鋳造品が生産される。
7. 後加工
鋳造したあと、バリ取り、ねじ立て、機械加工等を行う。
8. 研磨
メッキ・塗装の前処理として、平面の光沢を出すためにバフ研磨加工を行う。製品によっては簡単な研磨加工のみで次工程に送るものもある。
9. めっき
下地めっきとして、銅めっき及びニッケルめっきをつけ、最後にクロム・金等の各種仕上げめっきを施す。
10. 塗装
着色塗料または透明クリヤー塗料を塗装する場合もある。